第19回レクチャー・レコードコンサート
「戦中のフルトヴェングラー 蓄音機でオリヂナルSP盤を聴く」


2006年5月20日(土)東京・新橋のビストロ・ベルランでフルトヴェングラー・センター第19回レクチャー・レコードコンサートを催行しました。

今回はビストロ・ベルランとの共催という形をとり、同店店主、フルトヴェングラー・センター会員である藤森朗氏の構成・解説で、同氏のSPコレクションを英グラモフォン社製 HMV194型蓄音機で再生しました。

プログラム前半〜HMV録音
(1).シュトラウス《こうもり》序曲
(2)ヴァーグナー《トリスタンとイゾルデ》から 第1幕への前奏曲と愛の死
(3)《パルジファル》から第1幕への前奏曲と聖金曜日の音楽

後半〜HMV及びテレフンケンの録音
(4)フルトヴェングラー《ピアノと管弦楽の為の交響的協奏曲》より第2楽章
(5)ベートーヴェン《カヴァティーナ》ブルックナー《交響曲第7番》より第2楽章アダージョ
(6)グルック《アルチェステ》序曲


当日の模様は、プロ・カメラマンがプロ用機器を用いてビデオ収録し、またSPの再生音声は最良のポジションを選定してDAT収録しました。

これらを合体させ、映像・音声ともに第1級のSP再生DVDが完成しました。音楽再生中の映像はそれぞれのSPレーベルを画面に大写しし、音声はいわゆる『SP板起こし盤』としても最良です。

今回の費用はDVD-R二枚組、4500円(DVD-R2枚+当日のプログラム+包装送料)です。

これまでの『コンサート記録DVD』とは一線を画するDVD作品に仕上がっています。製作過程のコストをまかなうに足る価格設定ではありませんが、できるだけ多くの方に聴いていただきたく、このような価格と致しました。
お聴きになる際は、是非ご自宅のメイン・システムにDVD機器を接続され、ビストロ・ベルランの蓄音機による最良の再生音によるフルトヴェングラーの第2次大戦中の録音をお楽しみ下さい。